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アジアSAKE事情 ~ベトナム・ホーチミン編②~
こんにちは!アジア担当のけんじろうです。前回もお届けしたベトナム・ホーチミンへ再度訪問してきましたので、第二弾をお届けします。
ホーチミンは今、不動産業界が好景気。2020年の鉄道開通が予定されていることもあり、高級マンションやホテルなどが続々建設予定です。工事費は日本の地方都市より高くなってきているのが現状です。街はどんどん都市化していくので、これから様々なニーズが出てきそうな予感です。
東南アジアの各国では、高層ビルが建ち始めると中国語の文字や社名を多く目にすると思いますが、ベトナムでは他の東南アジア諸国とは少し違います。中越戦争後、中華系移民は他国へ移ったため、ベトナムで力のある企業の多くはベトナム現地人なのだそうです。そのため、桁が3つも4つも違うような大富豪は少ないみたいですね。
そんなベトナム人が独自に築いてきた経済・文化の中では海外文化はそこまで受け入れられて来ず、まだまだ珍しく、ワインをはじめとする海外のアルコール飲料は現地人にはまだまだ嗜まれていないようです。ベトナムでもワインの製造は行われていますが、クオリティはこれからといった感じでお土産用にしか売れないようです。海外から入ってきているワインもごく一部の富裕層は嗜まれるそうですが、ほとんどは少数派の欧米人に売れているそうです。大衆にとってアルコールは、嗜むものというよりはストレス発散するものという認識なのでしょう。
これからますます開発が進むホーチミンの街では、今後経済とともに文化の発達が進み、海外のアルコールにも興味を持ち始めてくるベトナム人が増えてくることが予想されます。そのため、日本酒はその来るべき時に備えて他国のアルコールに負けないしっかりとしたPRの下地作りが必要なのではないでしょうか。同じ米食文化のベトナムで米由来の日本酒は楽しまれること間違いないです。
如何だったでしょうか。
次はその後に立ち寄ったマレーシア・クアラルンプールに関してお届けしたいと思います。
乞うご期待。
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